[提供:余市教育委員会様]
定置網

定置網は建網と呼ばれました。ニシンの良く群来(くき)る海岸にあらかじめ漁網を敷設して 魚群を中におとしいらせる趣向のものです。

詳細はイラスト全体図に戻り、建網をクリックして下さい。

刺網
定置の他には「刺網」があります。右イラストを参考にして下さい。

ニシンを網の目に刺してとる目的の漁網です。夕方、網を海中に張り、翌朝、網を引き上げます。 網を張る時間と場所は流動的です。ニシン刺網は明治から昭和まで使用されました。

川崎船、または保津(ホッツ)船を使用し、3名が乗り込み、1人は櫓(ろ)をこぎ2人で網を張ります。

ニシン刺網は、1把の長さ4尋(ジン、1尋=八尺=約180cm)、幅1尋半内外のもので、 5把(約36m)をもって通常1放といいました。

・ボンデ(ニシン刺網標識)
刺網の位置を示すしるしで、ブイにつけ、旗の色、形で漁主が判断できました。
・ガラス玉
イラストは木製浮子(あば=だんぶ)ですが、大正8年頃、刺網の浮子(あば)として初めて「ガラス玉」が使用されました。 製造は札幌ビール会社でした。


以上、イラスト・説明文は「余市水産博物館」様が編集・作成しました「漁労具と生活用品」、
そして「第27回特別展 展示解説書:鯡が群来たころ」より抜粋しました。