[提供:余市教育委員会様]
陸揚げ・運搬

汲船が接岸すると、ニシンはモッコという箱型の背負具を用いてローカまで運び込まれました。

左のイラストは汲船から大たもで桟橋に揚げてからモッコで運搬する方式のようです。

ローカが満ちると、ナツボという竹編みのスダレで囲まれた場所に貯蔵場所を移しました。

漁獲したニシンを陸に揚げ終えるまでモッコによるニシンの運搬は続けられ、 モッコ背負の人達は座って飯を食べる時間がなく、モッコを背負ったまま、歩きながらゴマつきのにぎり飯を食べました。
にぎり飯は桶などに入れて浜に置きました。





右の画像はニシンを満載にした汲船です。





左の画像は実際に使用されたモッコです。
ウロコのあとが見えます。





右の画像は汲船からモッコによるニシンの陸揚げの様子です。

モッコに組み入れるタモはポンタモ(しんで)と呼ばれた小さなタモを使い、 3〜4杯のニシンをモッコに入れました。





左の画像は「ポンタモ(しんで)」です。





右の画像は、実際に使用された「大たも」と計量時に使用した「計量大籠」です。


以上、イラスト・白黒画像・説明文は「余市水産博物館」様が編集・作成しました「漁労具と生活用品」、
そして「第27回特別展 展示解説書:鯡が群来たころ」より抜粋しました。
カラー画像は、余市水産博物館内の実際の展示物です。